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【レギュレーション】 形式:PvP、NPCあり 難易度:★★☆☆☆ 所要時間:1回3時間程度、複数日に分割 PL人数:3~8人+NPC1人 【シナリオの概要】 ここは温泉で有名な草津町。この地には古くからの巨大な霊地がある。 しかし現在は魔力が飽和状態にあり、特殊な儀式を行うなどで溜まった魔力を発散しなければならない。 その儀式の名は「聖杯戦争」。 7騎のサーヴァントを7人の魔術師が従えて万能の願望器「聖杯」を奪い合う魔術儀式。 魔術協会によって雇われた魔術使いによって、その戦いは開始が告げられる。 【リプレイ・ログ】 https //trpgsession.click/topic-detail.php?i=topic151499397187 ディレクターズ・カット版(キャスター陣営除く) https //ux.getuploader.com/onsenfatetrpg/download/32 【参加者】 ラーミナ・イグニス:セイバー 水元 明良:アーチャー 漆谷るか:ライダー 煤居 秋:キャスター 春原 和子:バーサーカー 赤威 麗華:アヴェンジャー 【NPC】 ランサー
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聖杯戦争の概要、といっても詳しくここに書くのもアレなのでそれは調べて貰うとして ここでは元ネタの聖杯戦争との差を書いておくとします マスターについて マスターは魔力の強い人間が近くにいた場合、それが誰かを感知できる(魔力をあまり持っていない人は把握しきれない。これも個人の能力による) マスターはサーヴァントを視認した時、スキル、宝具により妨害が無い限り、パラメータを把握できる ここらは大体同じで、第一回目は追加で 宝具、真名に関して 真名を解放する宝具の場合(例えば武器、エクスカリバー等) それの所持者を候補として絞る事ができる。 真名を解放しない宝具も、発動し、それを明確に観測した場合、敵対者及び宝具の対象者は大凡の目処を立てる事が可能。 使い魔の使用、または観戦した場合は真名解放の宝具であろうともなんとなくわかる程度で留まる。 観戦情報からは真名看過はできないとする。どれだけ情報収集をしても一定以上から進まず、なんとなくこんな感じの宝具がくるかもしれない、位の認識。 また、真名が割れた場合、宝具がどんな物かというのを大体で把握可能。 真名を探る場合も〝キャラクターの観点に立ち〟〝その上でどの情報を引き出せばいいか〟等を明確に行えた場合。 更に候補を狭める、または真名を把握できる事とする。 を、マスターには追加します つまりはいい勝負をすれば、中身が割れるという事になります。 また、今回の聖杯戦争においては、一次、二次共に何の問題もなく、規則も確かな物として執り行われた事となっています。 + ネタバレ注意 聖杯の正体は「願望器」ではあるが、その本質は原作のそれと大きく異なる。 その実態は「どこでもドア」に近く、無限に存在する平行世界を観測し、手向けられた願いに最も近い可能性の平行世界に優勝者を転送する「FAX」のようなもの。 ただ致命的な欠陥が存在し、願いを叶えた優勝者は存在そのものが別の平行世界に転送されるため、願望の成就後に元の世界からは優勝者の存在は抹消される。その際に「あるべきはずの存在」が消失することで、現行の世界に歪みが生じ、剪定事象化──、すなわち「元の世界は消滅する」ことになる。 なお、優勝者は平行世界におけるもう一人の自分の意識に上書きされる形で転送されるため、そちらの世界にはなんら影響を及ぼさない。 今回の聖杯は、優勝者の願いは叶えるが、代償として古の世界を消滅させるという「粗悪品」なのだ。
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この宇宙には、幾つもの並行世界があり、 そうしたものの中でも、現し世にもっとも近い世界の一つ それが鏡世・・・ またの名を 【 鏡 界 】 という。 それは、現し世に隣接し、 ことあらば人を飲み込み、吐き出す。 今宵、この鏡界に7つの客人が訪れた。 彼らはそれぞれ、譲れぬ願いを持っている。 ならば、その願い、叶えてあげようではないか。 安価式聖杯戦争のルール 安価式聖杯戦争の参加者データ一覧 登場人物一覧 セイバー組 コリエル12号・アナキン あまり声を出せないコリエルと、フォースで声を解することなく会話が出来るアナキンのペア 仲のいい組み合わせであった 自身の願いのために他者を犠牲にすることは自分の願いの否定だとして、聖杯を諦めた アーチャー組 真・ジャンパーソン お姫様に憧れる真と、正義を守る特捜ロボジャンパーソンの組み合わせ 真にとっては嬉しい組み合わせであっただろう 聖杯が使われる時、最後の場に現れなかったため、気がつけば帰還しているものと思われる ランサー組 オリヴィエ・アンク 今再びの命を望むオリヴィエと、命を求め死を受け入れたアンクの組み合わせ 互いに人外であり共通項も多く、互いを理解し合った 聖杯によって望みである受肉を叶えた ライダー組 アシュレー・牙狼 恋人の為に職場に異動したいアシュレーと、金色の黄金騎士牙狼のペア お互い人を脅かす化生を討つ生業なので気はあったようだ 最後は一度負けたアンクにリベンジを挑む、勝負の結果は・・・? キャスター組 千雨・スフィンクス オカルトに関わりたくない千雨と、インフェルシアの賢神スフィンクスのペア はじめはスフィンクスがなだめながら、後に千雨が自らの意志で歩き出した 聖杯の器となった少女を救うため願いを放棄、千雨の冒険はこれからだ! アサシン組 ミツルギ・スーパーX2 猫耳好きなミツルギと、(AAの都合で)狐耳なスーパーX2の組み合わせ 猫耳から獣耳全般に性癖を広げたミツルギはある意味勝ち組 戦争中何度も獣耳の良さを広めようと努力し続け、理想の嫁の姿を見て、轟沈したw バーサーカー組 ナッパ・ゴジラ 髪の毛が欲しいナッパと、最強候補であったゴジラの組み合わせ おそらく単純に見れば最強の組み合わせであった 安価の導きにより真っ先に脱落、その毛根を散らした イレギュラー組 新城・アマゾン 聖杯戦争に巻き込まれた少女を救いに来た二人 ただし参戦時は少女が聖杯になっていると知らなかった 無事に少女を救い出した十分な勝ち組
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はじめての聖杯戦争 ◆qB2O9LoFeA 「おっ、いらっしゃいませー。」 その人物――便宜的に彼と呼ぼう――が最初に見たのは青い髪の少女が事務用らしいデスクの前でにこれまた事務用らしいイスに座って煎餅を食べている光景だった。 白一色の廊下。そこにデスクを挟んで立っている彼の顔を見ると「おぉっ!?もしかしてもしかすると‥‥」などといって少女は古めかしいMacを操作する。「とうとうあの世界から」とか「でも勝ち残れるかなー」とか「まあ予選次第かな」などと一人で呟いている。それに彼が困惑して声をかけようとしたとき、これまた古めかしいPHSが音を立てた。 「モッテイーケッサイゴニッワラッチャウーノワッアタシノハッ↑ズッ↑ピ。あ、もしもし?そっちもういれちゃっていい?うん、うん、なんかペース早くなってきたね。うん、そろそろルーラーさんにシフト代わるよ。んじゃねー。」 懐かしの着ウタならぬ着メロを響かせたPHSを切ると少女は彼に向き直りニッコリと笑う。 「おめでとうございます!こちらは第1回ムーンセル聖杯戦争受付です!詳しくはこの廊下の突き当たりにあります面接会場でご説明致します。あ、それとパンフレットどうぞ。」 そう言うと少女はデスクに山積みされた二つ折りの冊子を彼に渡した。彼の困惑は深まったが別の場所で説明するといわれた以上素直に従うのは彼の性格がそうなのかそれともこの異様な空間がそうさせたのか。 とにもかくにもデスクの横を通りすぎて彼は廊下を進み始める。少女の後ろにある段ボール――中には今手に持っているのと同じパンフレットがぎっしりと、恐らく百枚単位で入っている。それが何箱もあることを考えると千枚はおろか一万枚は下らないだろう。――に足をとられるも進んでいくが同じ光景を見続けているというのはつまらない。自然目線は彼の手にあるパンフレットへと向いた。 『第1回ムーンセル聖杯戦争~最強のマスターは俺だ!~』というタイトルの下で全身を金色の鎧で身を包んだ男が不適な笑みで腕組みしている写真が表紙だ。タイトル以外には『七番目のサーヴァントクラス決定!バーサーカー対ビースト完全決着!!』とか『スキルエラッタ プロトタイプルールとどこが変わったの?』とか『英雄王の英霊問答 第一回ゲストは仮面ライダーディケイドさん』とか『ついにあのエピローグが投下!?』などの煽り文句が並ぶ。 ページをめくると、左のページは七かけ二の十四のブロックに分けられていた。左の列にセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカー←NEW!と並びクラスなるものの簡単な紹介文が書かれている。右の列にはスキルなるものが存在し、それぞれがどういった効果を持つのかが書かれていた。なかでも対魔力は太字で書かれていて、『魔力の代わりとなるものを用いた攻撃にも対応しました!』などとアンダーラインまで引いて主張している。 そして右のページの英霊問答というやたらきらびやかでこころもち材質も違うページを読もうとしたとき。 ! 今までなかったはずの扉が目の前にあった。 振り返れば白い廊下が延々と続きその果ては見えない。どうやらこの扉を開けるしかないようだと彼は悟ると銀色のノブを廻して部屋へと入った。 「お待ちしておりました。」 部屋へと入った彼をイスに座って迎えたのは黒髪の青年だった。どうぞこちらへ、という言葉と共にパイプイスを指される。彼は先ほどと同じようにデスクを挟んで青年と向き直った。 「上級AIのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアと申します。」 そう言って頭を下げるとルルーシュは「規則ですので 価値 の測定を」というとその目に謎の紋様が浮かびすぐ消える。 彼はここがどこか、聖杯戦争とはなにかを尋ねる。それを聞いた青年、ルルーシュは一つ一つ説明を始めた。 「聖杯戦争とは今回我々『第1回聖杯戦争実行委員会』が主催を勤めます『第1回ムーンセル聖杯戦争~最強のマスターは俺だ!~』の略称です。」 「聖杯戦争は聖杯、つまり願望器の所有権を奪い合う戦いです。参加者の皆様には聖杯が再現した英雄をサーヴァントというプログラムとして操り、そのマスターとして最後の一組になるまで戦っていただきます。そして最後の一組には我々『第一回聖杯戦争実行委員会』から聖杯の所有権を譲渡いたします。」 「次に聖杯について説明します。聖杯は量子コンピューターを魔術的概念によって運用している自動書記装置です。地球が誕生してから地球に関する情報を全て記録しつづけています。それによって過去の英雄を再現することができるのです。」 「英雄を再現する際、一定の書式に基づいて再現されます。お手元のパンフレットの2ページを御覧ください。当聖杯戦争ではその七種類の書式に基づきサーヴァントという形で再現いたします。」 「マスターはサーヴァントを令呪と呼ばれるプログラムを用いることで使役できますが通常サーヴァントは自由意思を持ちます。サーヴァントの行動を強制させる場合令呪を一画以上使用してください。なお、一人のマスターには三つの令呪を予選参加時に支給いたします。令呪を全て使いきる、またはサーヴァントを失う等した場合マスターのデータは失われます。」 「今回、記念すべき第一回目の聖杯戦争を行うにあたりまして広くマスターの参加を募りました。有形無形問わず様々な伝達手段を試した結果、我々の予想を大幅に越える参加希望者が現れました。ですが、一度に適正に管理できるサーヴァントの数には限りがあります。そこで当聖杯戦争では臨時に予選を開催することになりました。」 「予選会場は『札幌』『仙台』『東京』『名古屋』『大阪』『高松』『博多』の七つの臨時サーバーで行われます。会場はそれぞれサーバー名の都市を再現しており、現地に配置されたエネミーを撃破することなどで本選参加のマスター及びサーヴァントを決定いたします。」 「お手元のパンフレットの四ページを御覧ください。そこに書いてある番号が参加希望者のIDです。参加希望者は聖杯戦争に道具を持ち込むことができますが、公正を期すために一度だけ元の世界に帰ることができます。その際再び聖杯戦争に参加するためにはお手元のパンフレットが必要です。また元の世界での準備期間は二十四時間とし、それ以上時間が経過した場合パンフレットが自動で消滅しますので遅れることのないようお気をつけください。また持ち込む道具は手に持てる範囲でお願い致します。浮遊、飛行できる物は持ち込む際それらの機能を無効化して検査いたします。ご了承ください。」 「参加希望者は予選開始まで一時データを凍結させていただきます。その後解凍の際一時的な記憶障害を起こす可能性がありますがただちにデータに影響はないものと考えられます。ご了承ください。」 「聖杯戦争のルールは事前に参加者への予告なく変更する場合があります。ご了承ください。」 「当聖杯戦争における参加者間のトラブルに『聖杯戦争実行委員会』は一切責任を持ちません。ご了承ください。」 「それでは さん。一時元の世界に戻られますか?もしくはデータの凍結に移りますか?」 「ルルーシュくんお疲れ~、さっきの人どうだった?」 「‥‥その名で呼ぶな連絡用AI。モデルと俺は関係ない。」 「えぇ~、でも運営用AIって言いにくいし。でどうだったの?」 「元の世界に帰ったよ。たぶん戻ってこないだろうな。」 「え!せっかくあの世界から来たのに!?あの世界ってたしか――」 二つの上級AIの会話する姿は、見るものが見れば既視感を得られるだろう。 もっとも所詮はただのデータ。ムーンセルが観測した人物の劣化コピーでしかない。 ムーンセルが外部の願望器と接続してもっとも興味を引かれたのは自らと似通った願望器だった。 その願望器は何万という人間のデータを集めその一つたりとも元の世界に帰ることはなかった。はずだった。 ある三人の人間の例外が発生するまでは。 そしてその願望器は、その例外が発生してすぐに消滅した。そのことは聖杯にあるシミュレートを行わせる。 なぜ聖杯は消滅したのか。 ムーンセルはその現象を観測するために動き出す。万全のセキリュティを整え、規格外の人数のマスターを集め、外部の願望器と接続しデータを集める。 そしてムーンセルは考えうる最高のAIを用意した。もっとも優秀でもっとも変化をもたらすであろうNPC達を。 ぶん、という音と共に突如二人の周囲が暗くなる。それを見て連絡用AIはため息を吐いた。 「ねぇ、セキリュティに廻すリソース減らさない?最近なんか体調悪いんだけど。」 「ただ処理落ちしているだけだ。何も問題はない。」 「いやいやいやまずいですよまだ予選も始まってないのにこれは!また『札幌』サーバー落ちてるし壊れるなあ‥‥」 「‥‥もうすぐ試験用に動かしている他のサーバーのテストが終わる。そちらのリソースを回せば対処は可能だ。」 「まあ元は全部ムーンセルだしね‥‥あっそうだ。エデンバイタルのことなんだけどやっぱりうまく接続できなかったよ。あっちの聖杯の消滅からアクセスができなくなってるみたい。神崎とローゼンは陽介くんが探してるけどなかなか見つからないっぽいね。あとアカシック・レコードはものすごい簡単にアクセスできたよ。『聖杯戦争やるのか!またあの殴り合いが見れるんじゃなっ!』ってムルムルって子が言ってた。やっぱ好きなんだね。」 「やはりムーンセル以外にもあの現象を観測していた存在はいたか。願望器ならありえるとは思っていたが‥‥」 外部との接続を強めるにしたがつてムーンセルはそのセキリュティを強めていった。それは同時に次々と現れる参加希望者達に対処するためでもある。 ムーンセルは、聖杯の消滅はウイルスの感染によるものという可能性を考えていた。あれだけのデータを集めれば悪性情報が紛れ込む可能性もある。それを考えたムーンセルは、その手足となりうるルルーシュこと運営用AIにセキリュティの強化をさせたのだ。 もっとも機能が違う連絡用AIにはそんなことはわからないしわかったとしても強化しようとは思わなかったが。 運営用AIは鳴り始めたPHSを手に取る。受付からの連絡でこちらに新たな参加希望者が向かっていることを聞くとしっしっと邪険に連絡用AIを追い払う。くちびるを尖らして出ていくのを見届けるとそれは天井を見上げた。なんとなく先程よりさらに暗くなっている気がするが彼にはそんなことは些末事。重要なのは聖杯戦争を滞りなく行うこと、そのためにセキリュティを万全にすることだ。 「全てはムーンセルのためだ。」 彼はそう呟くと扉に目を向ける。今まさにドアノブが廻り人が入ってくるところだった。 「お待ちしておりました。」 そう言うとそれは新たな参加希望者にパイプイスを指しめした。 《第二次二次キャラ聖杯戦争、登録開始中》 《主催者》 主催:聖杯戦争実行委員会 【運営用AI@第二次二次キャラ聖杯戦争】 [思考、行動] 聖杯戦争を成功させるためにセキリュティを万全にする。 [備考] 処理落ちしています。 外見はCLAMPデザインな感じの魔眼持ってそうな草食系男子です。 【連絡用AI@第二次二次キャラ聖杯戦争】 [思考、行動] 聖杯戦争をもっと楽しんでもらうためにデータの収集につとめる。 [備考] 処理落ちしています。 外見は青髪ロングの貧乳がステータスなロリです。 【探索用AI@第二次二次キャラ聖杯戦争】 省略 【ルーラー@?】 省略 後援:願望器に関わりのある人たち [思考、行動] 聖杯戦争を楽しむ。別に参加者を送り込んでも構わんのだろう? [備考] 本編投下マダー?(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン [備考] 舞台はムーンセル・オートマトン@Fate/EXTRAです。 登場話は予選に参加している扱いです。札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、高松、博多の予選会場が用意されています。演出に使えばいいんじゃないでしょうか。 NPCが存在しており日常生活を送っています。なお、予選会場の時間は2002年の八月です。 マスターは最初記憶を失っている可能性がありますが、仕様です。最初から令呪はありますが、サーヴァントの契約はしていません。しようと思えばいつでもできますしひょんなことで契約してもおかしくはないですね。 予選会場内にはエネミーが配置されていてそれを倒したりすると本選に出場できますがそうじゃなくてもいいみたいです。 演出に使えばいいんじゃないでしょうか。 監督役のルーラーはたぶんジャンヌですがもしかしたら他のサーヴァントかもしれないし全然違う二次キャラかもしれません。演出に使えばいいんじゃないでしょうか。 予選は2002年8月1日(木)から8月31日(土)までです。それまでに本選に出場できなかった場合消滅させられます。 外部を観測していること、参加希望者が多すぎること、それにともないセキリュティを厳しくしていることでムーンセルが処理落ちしています。AIもサーヴァントも処理落ちしています。結果的にセキリュティに穴が開いているかもしれませんがルルーシュがそのうちなんとかすると思います。 持ち込める魔術礼装などは手に持てる範囲でお願いします。生きててもいいです。個人的にはアインツベルンのホムンクルスとかいい感じです。 魔力を用いない攻撃にも対魔力が対応するようになるという明らかなチートが行われました。そこまでして三騎士を強くしたいのでしょうか。 後援は基本的に見てるだけの煽り担当です。つまりにぎやかしです。
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亜種聖杯戦争の設定 "聖杯大戦"その後、魔術協会は、その地の管理の権利を手に入れた。 その地では、"大聖杯"の喪失により、霊脈の均衡が乱れた。 そして、偶然にも、その地には、数十もの聖杯を呼び出すだけの魔力を有してしまった。 だが、"大聖杯"無くては、今後正規的な聖杯戦争をすることはできない。 ───ならば、"大聖杯"の復活の為に、霊脈の高いこの地を、"召喚の地"としりよう。 ───ならば、この地に別の"聖杯戦争"が起きないために、"亜種聖杯戦争"と名を騙り、"聖杯戦争"を続けよう。 そうして、魔術協会は"亜種聖杯戦争"を始めた。 シスターK シスターKの正体は、ブカレストの調停者(ルーラー)。 彼女は、聖杯に呼ばれたサーヴァントである。 彼女は、"聖杯戦争"に、干渉する気はない。 ───彼女は、只、籠の中で祈り続ける。 謎の男 coming soon ●■▲聖杯大戦 coming soon
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聖杯戦争炎上 ◆devil5UFgA 「あの人がどんな人だったか、だって?」 「アンタだって知ってるだろ、今でも追悼番組が作られるほどだぜ?」 「古事記に記されたマッポーの世に舞い降りた聖人。 約束された千年王国へと人々を導く救世主。 やっと、聖人の認定を受けたその時、しかし、卑劣なテロリストに殺された悲劇の英傑」 「ん? 俺の意見を聞いてるのか?」 「それこそ、特集番組で耳にタコが出来るほどに言っただろう」 「あの人は悪魔さ、聖人認定されようがね」 「俺は無神論者だがね、それでも信じざるをえない存在ってのもある。 あの人に会って、俺はそう思ったんだ。 あの人は俺なんかとは違う、別格さ」 「ラオモト=サンは実際神様さ、なのに、人間なのさ」 ――――だから最高に悪魔なんだ、人間なのに神様だからね。 ◆ 「ムッハハハハ!」 諸君らは聖ラオモトという聖人をご存知であろうか。 かつて、聖人認定を受けたその日、卑劣なテロリストニンジャに暗殺された悲劇の聖人だ。 マッポーの世に舞い降りた聖人、ラオモト・カン。 「も、申し訳ありません、ラオモト=サン!」 その聖ラオモトへと跪く一人のニンジャ。 ニンジャ……? そう、ニンジャだ! 聖ラオモトは神話的怪物であるはずのニンジャを跪かせているのだ! これもまた聖人たるラオモトの威光か!? 答えは、否だ。 ニンジャはラオモトの聖なる後光に跪いているのではない。 ラオモトが宿す七つのニンジャソウルと、ラオモト自身が持つ比類なきカラテに跪いているのだ! そう、聖ラオモトはニンジャ……ニンジャなのだ! 「気にするでないヘルカイト=サン!」 「ハ、ハハー!」 ラオモトの赦しの言葉を聞いてもニンジャ―――ヘルカイトはただひたすらに平伏していた。 その瞳には恐怖だけが浮かんでいた。 ヘルカイトはラオモトがただの聖人でないことを知っている。 いや、恐らくこの世で聖人から最も遠い存在。 暴君、己以外の民から全てを吸い取る者なのだ。 マッポーの時代の都市、ネオサイタマはラオモトのための都市だった。 その世界でラオモトは君臨していた、一人の狂った死神が現れるまでは。 「立つが良い、間違いは誰にでもあるコウボウ・エラーズと言うではないか」 「ハハー!」 そう言われてもなお平伏し続けた。 ヘルカイトは恐ろしさの中に、敬意を抱いているからだ。 ラオモトの前で無礼な真似は出来ない。 「確かにヘルカイト=サン、オヌシが運んできた案件、多くのシックスゲイツ・ニンジャが犠牲となった。 オヌシの偵察任務の不十分な結果と言えるだろうが。 しかも、この火災……聖杯はなんとも言わんが、オヌシの隠蔽工作であろう? NPCもそこそこ死んでしまったのではないか」 「オ、オユルシヲ、オユルシヲ! ラオモト=サン!」 「ムッハハハ! 気にするでない、ヘルカイト=サン!」 おお……なんたることか。 この二人は『そこそこ』という言葉で片付けられるNPCたちの魂なき哀しみを理解していない! 「泥棒がバレたら火をつけろと、かの英霊ミヤモト・マサシも言っておる! 聖杯=サンもルーラーたるワシの手足のオヌシの行動になんの問題提起も行わん! テすなわちワシから生じる行動は聖杯の意思、すなわちワシこそがルール! この場でムーンセルとのパイプを作り……また別の聖杯戦争において、ルーラーとして召喚されようではないか! ワシこそがルール! すなわち、ワシこそが聖杯! ワシのために戦わす! そして、憎きニンジャスレイヤーが現界した際には弄ぼうではないか!」 「さすがですラオモト=サン!」 「ムッハハハ!」 これが、これが願いを計る天秤の所業だとでも言うのか! ラオモトはルーラーであるその立場を良いことに、私腹を肥やしている! 死してなお尽きぬその欲望! 「ムッハハハ!では、ヘルカイト=サン、良きように、の!ムッハハハ!」 「ヨロコンデー!」 そう言って偵察任務に秀でたヘルカイトは飛びだっていった。 ラオモトにとって、聖杯戦争もまた児戯だ。 死して見つけたある種の世界。 その世界を漂うラオモトは聖杯によってルーラーとして招かれた。 この偽りのサツバツ都市に跋扈するサーヴァント。 彼らを殺し、魂を食らう。 ラオモトにはそれが可能であった。 【クラス】 ルーラー 【真名】 ラオモト・カン@ニンジャスレイヤー 【パラメーター】 筋力B 耐久B 敏捷B 魔力A++ 幸運A+ 宝具C 【属性】 秩序・悪 【クラススキル】 真名看破:B 「ルーラー」のクラス特性。 直接遭遇したサーヴァントの真名・スキル・宝具などの全情報を即座に把握する。 あくまで把握できるのはサーヴァントとしての情報のみで、対象となったサーヴァントの思想信条や個人的な事情は対象外。 また、真名を秘匿する効果がある宝具やスキルなど隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要となる。 【保有スキル】 自己改造:D 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。 他者のニンジャソウルを奪い取ったラオモト・カンは自己改造スキルを持つ。 直感:A 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を“感じ取る”能力。 研ぎ澄まされた第六感はもはや未来予知に近い。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 すなわちカラテだ。 カリスマ:A(B) 大軍団を指揮する天性の才能。 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。 本来Bランクであるカリスマスキルを聖人スキルを使って1ランク上昇させている。 聖人:- 聖人として認定された者であることを表す。 聖人の能力はサーヴァントとして召喚されたときに"秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、 "カリスマを1ランクアップ"、"聖骸布の作成が可能"から、一つ選択される。 ラオモトはカリスマを1ランクアップを選択した。 【宝具】 『葬界六門(ソウカイ・シックスゲイツ)』 ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1 最大捕捉:上限なし クロス・カタナ・エンブレムを代紋に活動する、非合法ニンジャ組織の威力部門担当ニンジャを召喚する。 最強のイーグルである己が動くことを是としないラオモト・カンの手足のような存在。 『シックスゲイツの六人』とそのアンダーガードに名を連ねたことのあるニンジャならば、ラオモトは例外なく召喚できる。 『慾張計画(デモリション・ニンジャ)』 ランク:C 種別:対魂宝具 レンジ:- 最大捕捉:- ラオモトはリー先生の「ヨクバリ計画」によって、元々の憑依ソウルである「ブケ・ニンジャ」に加えて六つのニンジャソウルを宿す事に成功した特異体質である。 常ならば一人に一つしか宿らないソウルを複数所持している。 ということは、それぞれのソウルの特性を引き出して、カラテ中にいきなり全く別の戦い方が出来るということ。 当然相手はラオモトが宿すソウルを知り得ないため、圧倒的なカラテも相まって非常に強力。 【weapon】 かの英霊ミヤモト・マサシが所持していたナンバンとカロウシ、二本の刀を所有している。 【人物背景】 ソウカイ・シンジケートのドンにして、七つのニンジャ・ソウルを同時に憑依させた悪魔的存在「デモリション・ニンジャ」。 平安時代の伝説的剣豪ミヤモト・マサシを崇拝し、彼が使ったとされる双子の刀「ナンバン」「カロウシ」を持つ。
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この宇宙には、幾つもの並行世界があり、 そうしたものの中でも、現し世にもっとも近い世界の一つ それが鏡世・・・ またの名を 【 鏡 界 】 という。 それは、現し世に隣接し、 ことあらば人を飲み込み、吐き出す。 今宵、この鏡界に7つの客人が訪れた。 彼らはそれぞれ、譲れぬ願いを持っている。 ならば、その願い、叶えてあげようではないか。 安価式聖杯戦争のルール 安価式聖杯戦争の参加者データ一覧 登場人物一覧 セイバー組 春ちゃん/桃太郎 欲にまみれた季節の妖精春ちゃんと面倒見の良い桃太郎のペア アーチャー組 立華奏/アスカ・シン 恋する聖杯少女奏と正義の守護者ウルトラマンとのペア ランサー組 やんの香/イワンの馬鹿 考えるのが苦手なやんの香とお気楽なイワンのペア ライダー組 鹿目まどか/シンデレラ 恋する魔法少女まどかタイタスと運命に立ち向かうシンデレラのペア キャスター組 神条紫杏/マミさん 婚活求めるカルトの蟲使い神条紫杏と、恋する天然黒幕娘マミさんとのペア アサシン組 尾神桂/ギャル夫 日常生活不適合者寸前の尾神と未来の英霊ギャル夫のペア バーサーカー組 見学会めぐる/野獣 婚活小聖杯戦争OLめぐると意外に紳士な野獣のペア
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+一日目 英霊召喚 1-31 三度目の聖杯戦争、7人のマスターを招集し、それは順調に行われる筈であった。 しかし、召喚される筈ではないサーヴァントが召喚され(1)、召喚される筈であったサーヴァントは召喚されていない(2)という事態に陥る。 例年通り、その言葉の当て嵌まらない、如何なる事が起きてもおかしくない状況。聖堂境界内部、監視役の路道 想武郎は苦悶の表情を浮かべた。 (1) エスカトス、という今までに存在を確認されていなかったクラス。それに加え本来なら教会側、ゲームマスターを務める筈のルーラーが召喚されている。 (2) 本来呼ばれるであろうサーヴァントはセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーの七騎である。 今回召喚されていないのはバーサーカーとライダー。 +三日目 狂いし皇、忘却の皇 32-46、49 三日目の夜に、誘われるかのように集う二騎のサーヴァント。 ルーラーと、バーサーカー。二人はお互いを認識しただけで、相容れない存在だと――自らの因縁だとソレを理解し、戦闘を開始する。 宝具の押収、その容赦ない攻防、しかしそれは、お互いのマスターへの大きな負担でもあった +五日目 天上天下、旧き妖 52-67 同盟を求めるランサー、そこに対し一組消して出方を伺うと矛を向けるアーチャー。話すまでもなく交渉は決裂、二度目の狼煙を上げる事となる。 暗殺を狙うアーチャーのマスター。それとは別に存在感を放つアーチャー。 作戦通りに事が運んでいるように見えた。宝具となる火縄銃を召喚させた彼が狙うのは、ランサーのマスター、ランサー、更に――自らのマスター。 躊躇いなく、敵を殲滅するが為に、唯我独尊を銃と化し放つ―――――― +7日目 罪なき世界を 68-74 エスカトス、今回召喚されたイレギュラークラスのマスター、室津徹。情報収集、他の陣営との遭遇を目標に行動していた彼は、ラル・フラッテンに遭遇する。 彼が求めていたものは平和――自らの過去を思い出した徹は、その言葉に心を動かされる。 +生存確認票 サーヴァント セイバー アーチャー ランサー キャスター アサシン バーサーカー エスカトス ルーラー ライダー ファンタズム 1日目 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【】 【】 2日目 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 3日目 【】 【バーサーカーvsルーラー戦を観戦。】 【】 【】 【】 【ルーラーと交戦。】 【】 【バーサーカーと交戦。】 【】 【】 4日目 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 5日目 【】 【ランサー陣営と同盟交渉→決裂。港にてランサー陣営と交戦。同時に自身のマスターである雪城ランをも攻撃対象に設定。敗北し、重症を負う。マスターから離反し、単独行動を開始。】 【アーチャー陣営と同盟交渉→決裂。港にてアーチャー陣営と交戦。これに勝利。】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 6日目 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 7日目 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【(おそらく)ラル・フラッテンと遭遇。】 【】 【】 【】 マスター ラル・フラッテン 雪城ラン 藤下一史 秋月三月 鹿島天都 劉暁ニ 室津徹 弥益 うてな シンシア・ゴールド・ライバック ??? 1日目 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【召喚】 【】 【】 2日目 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 3日目 【】 【バーサーカーvsルーラー戦を観戦。】 【】 【】 【】 【自身のサーヴァントバーサーカーがルーラーと交戦。】 【】 【自身のサーヴァントルーラーがバーサーカーと交戦。】 【】 【】 4日目 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 5日目 【】 【ランサー陣営と交渉→決裂。ランサー陣営と交戦。自身のサーヴァント・アーチャーに攻撃対象に設定される。敗北し、重症を負う。】 【アーチャー陣営と交渉→決裂。アーチャー陣営と交戦し、これに勝利。】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 6日目 【】 【自宅にて療養。】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 【】 7日目 【室津徹と遭遇。】 【】 【】 【】 【】 【】 【ラル・フラッテンと遭遇。】 【】 【】 【】 備考 セイバーとアサシン陣営が何らかの形で接触している可能性が高い。 キャスターとアサシン陣営が何らかの形で接触している可能性が高い。
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あなたは唐突に中空に浮かんでいた。 そこは、まるで小惑星帯のように星々が動き、またぶつかり合っている宇宙空間のようだ。 周囲を見渡すと、銀髪の青年が目の前に立っていることに気づいた。 「やあ。この地に最後まで残ったマスター」 青年は柔らかい物腰で語り掛ける。 「改めて自己紹介しておこう。僕はこの聖杯戦争を司る裁定者、ルーラーのサーヴァント『アルヴィース』だ。 聖杯戦争の本選開始まで、後1時間も無い。そこで君に質問をしよう。君が抱くのが『できれば叶えたい』という程度の願いならば、これ以上は止めておくことをお勧めするよ。 今なら僕に与えられた令呪で、瞬時に君を元の世界へ帰還させる事が出来る。どうだい?」 あなたは言葉を発さないことで、帰還の意思がないことを示した。 「帰る気は無いようだね。では、質問をもう一つしよう」 アルヴィースは指を一本立てた。 「『この聖杯戦争は聖杯のあるべき場所『楽園』に辿り着く者が既に確定している。そして、それは君ではない』」 その言葉をアルヴィースが口にした瞬間、あなたの頭の中を何かが通り抜けた。彼の言ったことは真実であると思うようになった。 「そう知ったとしても、君は戦えるかい? 奇跡に手を伸ばせるのかい?」 聖杯を手に入れるのは自分ではない。そう悟ったあなたの返答は―― 『そうだとしても、確定した未来の後は白紙でしょ? 勝者の横からぶん殴って聖杯を手に入れられる可能性がある以上、未来が決まっていても、まだ現在を変える余地があるなら私は決してあきらめないわ』 『だったらそいつが聖杯にたどり着く道を探り、横から令呪をかっさらって私が願いを叶える』 『僕は別に人を殺してまで聖杯を手に入れる気はないよ。でも最後のマスターがどんな願いを叶えるのか見届けたい』 『辿り着く者が決まっていたとしても、その後聖杯を手に入れるとは限りません。あなたが測定した未来でも現在を変える権利は今を生きる僕たちにあり、そして聖杯を手に入れるのは僕です』 『なら、俺とその一人が生き残った時点で、そいつを死ぬ方がマシな状態まで追い詰め俺の願いを叶えさせればいい』 『私は! そんなこと信じない! 私は聖杯を手に入れて過去をやり直す!』 『波紋の催眠術みてーなこと使って言われても信じられねーな。それに俺は黒幕をぶちのめすのが目的なんだ。聖杯は悪人の手に渡らなければそれでいい』 『聖杯を一目見ようとは思うが、僕はそこまで執着していない。あなたを倒すのは僕の目的の一つだ。特にスタンド能力のようなものを使い、意志を無理やり押し付ける相手は』 『それがあなたの未来予測だとしても、私は聖杯を求めるわ。諦めるよりやって後悔した方がいいもの』 『私は聖杯に叶えるべき願いはありません。ですが最後の一人が私欲で世界に悪意をもたらすのならば、それを止めます』 『……その言葉が真実だとしても、俺は友に会いに行く。絶対に』 『俺は聖杯にたどり着く結果より、そこまでの過程で何を信じたくて、何を願いたいかを知りたい。だから手に入らないとしても戦う』 『そいつがマスター全員を殺しつくした上でたどり着くのなら、そいつの願いと造る世界はさぞ醜いものだろう。俺が手に入れなくても人間は皆必要なら誰でも殺すことが示されればそれでいい』 『なんでそんなこと言うの? ぼくは家族のために、ポーキーにむちゃくちゃにされた世界をなおすために聖杯を使いたいのに。その思いはアルヴィースに聖杯に行けないと言われても変わらないよ』 『それならそのたどり着く人の首にかぶりついて、無理やり私の願いを叶えさせるわ』 『私は……聖杯を手に入れる。そのためならそのたどり着く人が聖杯に向かう途中でその人を殺してでも聖杯にたどり着く』 『貴方は高天原と同じで価値を決める意志がない。ならば私が聖杯とその担い手を見極めましょう。遥かな過去、聖杯と似た力を持つ矛を奪い取った者として』 『もし聖杯が手に入らなくても、私が先輩を殺しさえしなければそれでいいんです』 『……もうあたしに戻る道はねえ。戻っても行っても死ぬのなら戦って死ぬ』 『不可能だとしても最後まで戦う。元々俺は国を相手にしてきたんだ。今更言葉一つで決意が変わりはしない』 『あんたも"大赦"と同じよ。いいように人を操ろうとするそんな奴のいう事なんて信じられないわ。私は絶対に聖杯を手に入れる!』 『それでも俺は最後まであきらめずに戦い、生きるよ』 『『もし人が私に繋がっており、また私がその人と繋がっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる』。私が聖杯に到達できなくとも『人はなぜ出会うのか?』。その「答え」を知る者が現れればいい』 『洗脳など私にとっては無意味だ。聖杯を手に入れるのは私以外にいない』 『とーぜん! だってあたいはサイキョーなんだから!』 『私じゃなければエミリコが手に入れる可能性もあるってことね。たとえ私が死んでもエミリコは必ず元の世界に戻して、あの忌まわしいおじい様を倒してみせるわ』 『その辿りつく者ってのは『主催者』か『黒幕』の事じゃねえのか? もしくは辿り着いたヤツをそいつらが利用するとか。どっちにしても聖杯に繋がる道を見つけ裏から操ってる黒幕野郎をブチのめしてみせるぜ』 『それなら『前』みたいに辿り着く道を探って横からそいつを殺すだけよ』 『俺は俺が聖杯にたどり着けなくても、戦いを止めるため、人を救うため戦うだけだ』 『私はまだ聖杯が何なのかも、どう願いを叶えるのかもわからない。だけどお前の言うことが本当だとしても、私は私を取り戻すために戦う』 『それでも例えばマスターみんなでそこに行きさえすれば、誰が本当にたどり着く人間かなんてわからなくなっちゃうでしょ? 私はそのために戦うわ』 「君の『覚悟』は受け取った。その意志が強く保たれん事を」 あなたとアルヴィースの距離が離れてゆき、小惑星帯のような景色は暗闇に塗りつぶされていった。 ◇ ◇ ◇ 教会内で言峰綺礼とDIOがそれぞれ手を後ろに、前に組んで空中投影パネルの前に立つ。 カウントタイマーが00 00 00 00になった瞬間、パネルにマスターの名前とサーヴァントが並んで表示された。 01.マスター:遠坂凛 サーヴァント:セイバー 02.マスター:巴あや サーヴァント:セイバー 03.マスター:ユウキ サーヴァント:セイバー 04.マスター:レオナルド・ビスタリオ・ハーヴェイ サーヴァント:セイバー 05.マスター:黒岩満 サーヴァント:セイバー 06.マスター:二階堂ルイ サーヴァント:アーチャー 07.マスター:ジョセフ・ジョースター サーヴァント:アーチャー 08.マスター:パンナコッタ・フーゴ サーヴァント:アーチャー 09.マスター:朝倉涼子 サーヴァント:ランサー 10.マスター:胡蝶カナエ サーヴァント:ランサー 11.マスター:静寂なるハルゲント サーヴァント:ランサー 12.マスター:吉野順平 サーヴァント:ライダー 13.マスター:尾形百之助 サーヴァント:ライダー 14.マスター:クラウス サーヴァント:ライダー 15.マスター:エスター・コールマン サーヴァント:キャスター 16.マスター:新条アカネ サーヴァント:キャスター 17.マスター:日瑠子 サーヴァント:キャスター 18.マスター:間桐桜 サーヴァント:キャスター 19.マスター:佐倉杏子 サーヴァント:キャスター 20.マスター:キロランケ サーヴァント:アサシン 21.マスター:犬吠埼風 サーヴァント:アサシン 22.マスター:千翼 サーヴァント:アサシン 23.マスター:エンリコ・プッチ サーヴァント:アサシン 24.マスター:ザキラ サーヴァント:バーサーカー 25.マスター:チルノ サーヴァント:バーサーカー 26.マスター:ケイト・シャドー/エミリコ サーヴァント:バーサーカー 27.マスター:エドワード・エルリック サーヴァント:バーサーカー 28.マスター:和田垣さくら サーヴァント:アヴェンジャー 29.マスター:衛宮士郎 サーヴァント:アルターエゴ 30.マスター:小蝶辺明日子(■■▪■) サーヴァント:アルターエゴ 31.マスター:イリヤスフィール・フォン・アインツベルン サーヴァント:ブレイド XX.マスター:ミザリィ サーヴァント:アヴェンジャー、フォーリナー 「ミザリィを除いた全マスターの端末に回線を接続」 綺礼が口を開く。 「只今を以って聖杯戦争の本戦開始を宣言する。これより各自元の世界に戻るための扉は消え去り、聖杯を手に入れ帰還できるのはただ一人となった。 その事実を認識し、皆存分に殺し合い給え。そして汝自身を以って最強を証明せよ。 されば『天の聖杯』は勝者の元にもたらされん」 ◇ ◇ ◇ ビッグアイ屋上。 真下で正月のパレードが行進している中、ガラクシアはそれを怒りの念を込めて睨みつけた。 「憎み、恨み、叫び、吠え、全ての者に何物とも知れぬ怒りを抱いてきた同志たちよ」 ガラクシアは高らかに宣言する。 「時は満ちた。今こそ、我らガラクシアの底無き憎悪を存分に叩きつける時だ!」 ガラクシアの胴体から機械の部品が作り出され、一つの何かが構築されようとしている。 出来上がっていく形は、巨大な爆弾だ。 完成した瞬間、ガラクシアはためらいなく起爆。轟音が鳴り響き、爆風が夜空を赤く染めた。 ◇ ◇ ◇ 物質転換炉、特別捜査官ルームにてオペレーターが叫んだ。 「『ビッグアイ』屋上で大規模な爆発が確認されました!」 「録画をズームして爆発の対象を確認」 動揺するオペレーターに対し、冷静にアルヴィースは指示を下す。 「これは……女性です! 女性が爆弾に体を変換しているようです!」 「顔認証システムで全ての監視カメラから同一人物をチェック」 意図が分からないままオペレーターは指示に従い検索を始めた。 「確認できました。対象一致者はB-1地区『Eアイランド』内、D-2地区『ラストアンコール』屋上。D-5地区タウンゼン街、C-6地区ティア―ブリッジ1のケーブル上です。 その全てが、10名以上の武装した人間を連れています」 「起動兵を随伴した防衛隊を出動。武装した人間共々テロリストグループ「ガラクシア」として処理。抵抗するなら射殺も許可」 「了解しました」 驚きを隠せないルーム内のメンバーはアルヴィースに尋ねた。 「捜査官……あれは我々にとって未知の起動兵なのでしょうか……。自我を持つ起動兵は我々も所持していますが」 「あれは憤怒と憎悪の結晶だ。これが未知というならこれから先僕たちはさらに未知なる異変を目撃することになる」 そう言ってアルヴィースはモニターに目を向けた。 「これで全ては始まった。これからは君たちマスターが未来を、世界を創るんだ。 叶うならば、停滞と閉塞の未来ではないことを」 アルヴィースは誰にも聞こえぬ小声で呟く。かつて自身が見届けた『二つ』の『世界創造』を思い起こして。 ――――聖杯戦争、開幕――――
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小規模聖杯戦争 ここではプレイヤー人数が2~4人で構成される「小規模聖杯戦争」における特殊ルールを解説します。 小規模聖杯戦争では、セッション時間の短縮のため、クリンナップフェイズでの令呪、運命点の使用を禁止とします。 それ以外は全て通常のルールと同じです。